すめば都というお話
今週末のイベントはどれもこれも本当に楽しみにしていたのに
4月なのに
インフルエンザB型に罹患しています。
実際のところイナビルという薬によって熱は下がり、いまはすごく食べる赤子のように果物を食べまくっているフェーズですのでもう病は大丈夫です。
しかし感染防止のための外出禁止令は月曜日まで続きます。週末はアマゾンを引き取る時間帯くらいしかお家にいないか居ても寝てることが多いので、TVの録画を忘れることが多いんです。そこでここぞとばかり録画予約をしまくったのですが家に居るので全部観れると気づき複雑な気持ちになりました。
サラリーマンのため、平日の昼間に近所を歩く事なんてほとんどないのですが、買い出しに出ないと飢餓してしまうのでマスクをきつめにして出かけます。
そういえば、引っ越して一年、平日のこの時間にこの街を歩く事はほとんどなかった、、ここはちょっと見つめ直してみないか白金の街を。
ということで
「引越し一周年記念!白金についての所感あれこれ」
・奇数丁目は世間一般のイメージとはだいぶ違う
奇数丁目はめちゃめちゃ庶民的、地元(中野杉並)の団地らへんと変わらんです。特にうちの下の商店街は完全に下町のそれ、物価も高くない(物もそれなり)。100圴もあるよ。良いものが買いたかったら駅前のクイーンズに行くなど使い分けると吉。このへんの感覚は上海でローカル市場と日本人向けスーパーを使い分けしてた嗅覚が役立ってる。
(奮発してクイーンズ伊勢丹の日)
(日常、オーディナリーズ)
・圧倒的に人口が少なくて快適
恵比寿から徒歩で朝帰りしても誰ともすれ違わないので、後ろめたい気持ちになりません。
・多国籍化がだいぶ進んでいる
東京は既にどこもそうなのかもしれませんが、15階建てのうちのマンションには10カ国くらいの人が住んでいるそうな。夕飯時にはスパイスの香りがしたり。ダイバーシティっていうのかな? バランス感覚が養われて子女教育にはよろしいと思います。エレベーターでちょっと会ったくらいでは国籍がわからないのでとりあえず英語で挨拶。くしゃみをしたらGod Bless You. 上海で結構気に入っていた、よそ者気分、エイリアン気分が味わえて居心地いいです。
ちなみにですが世田谷中野杉並の家賃相場と比較したらほとんど変わりません。自分のとこは10万しません。ほんとよ。空港や新幹線駅からのアクセス考えたらむしろ世田谷や中野杉並のほうが変に高くなっちゃったなぁと感じます。
・今年から御神輿が復活!
最初の庶民的下町ヴァイヴスと繋がるんですが、地元の人たちの結束が強く、しぶめの喫茶店とかで集まってお茶してたりします。決して駅前のスタバではなく。お正月にとても立派な御神輿が披露されてて、先週は担ぎの練習をみかけました。誰がなんといおうと神輿はかっこいいです。
・駅前のテクノ街区?!
どんなIT企業が入ってんのかと勝手に思ってたのですが、駅前の再開発の時に地権者さんたちの工場を集積したのがテクノ街区で、たしかに東に歩けば普通に町工場が点々とあったりする。 したがって白金奇数丁目はかなりの工場地帯であったことが伺えます。このあたりは工場以外も建物とか、看板のフォントとか、古いものが残されていたりするので散歩は飽きないです。
・こざっぱりまとめられた駅前風景もアジアの港湾都市あるある
大学の友人伊藤さんが勤めるオフィスビルが奥に。いまだ再会ならず……
朝の通勤ラッシュが心底嫌で無理を言って引っ越した土地ではありますが、意外と今の自分にしっくりきていて、すめば都という言葉を実感した今日なのでした。
ああ。
昨晩、今晩と心から会いたかった、行ったら会えるとおもってた、久しぶりに話したかった皆々様の顔を思い浮かべながら「大切なみんなを罹患させないための我慢だ!」と誓う自分に酔いしれながら寝ます。。 明日はまともに声がでるといいな。