2019ベスト温泉
2019 Oh My Best Onsen Ever
いつにも増して行動範囲が広がった1年で、今まで行けなかった場所にも足を伸ばしました。別府にも2回行ったし、大分〜熊本の間にオープンした竹田温泉クア施設にも。大分市内、飲み屋街ど真ん中にある府内温泉のポテンシャルの高さにおんせん県大分の懐を知ったな。初冬には青森の酸ヶ湯温泉(ヒバ千人風呂)にもやっと行けました。大好きな有馬温泉には行きつけの半混浴日帰り湯宿を作ったり。ゴールデンウィークに自転車旅行で行った渋温泉街も良かった。
そんな温泉ライフの中でも強くお肌の印象に残った温泉をご紹介。
【泉質部門】
花山温泉 薬師の湯(和歌山)9月
残暑も陽射しも厳しいおり、新快速+くろしおでGO 和歌山は車で海水浴に行った以来、15年ぶりだったと思う。今回は電車。くろしおの安全のしおりが対津波であることに気が引き締まりつつ、地震と火山と温泉は全て地球の営みであり切っても切れない関係であることを改めて思う。駅からタクシーで5分ほど、何処か懐かしい佇まいの宿も併設した温泉施設に到着。地元の農産物をはじめとしたお土産もあり、温泉までの廊下に強く噴き出す炭酸泉のデモに迎えられ、10分ほど凝視したりムービーを撮ったりした。浴槽にはびっしりと湯の花の堆積物が付いていて、なんともSFチックであった。効く温泉と問われたら、まずここを勧めたいし来年は宿泊もしたいな。
【温泉旅館部門】
加賀温泉・瑠璃光(石川)7月
加賀温泉フェスの宿泊場所として瑠璃光を取ってもらったのですが到着してみると恐れ多いくらい良い部屋で今後これ以上の所に泊まれるのか?!くらいに思ってしまいました。森の中の大浴場も素晴らしく、人がこないうちに一番風呂をいただき最高でしたね。節目にまたゆっくり一人で来たい気もするけど、あっという間に来年のフェスになってそう。
【銭湯部門】
加茂温泉 9月
仁左衛門の湯の回数券があるので、ほとんど銭湯には行かなくなってしまったのですが、残暑の厳しさの中、クラッシュアイスがオートマチックに繰り出される水風呂があるいう噂を聞きつけ訪問。堀川北山の交差点を東に進み、新町通を南へ、一筋目を東に。オープンと同時に行ったので私と常連と思しき2名でサウナ、水風呂、薬湯をそれぞれが独り占めできるローテーションで回せたのも良かった。わかっている人がいる現場は良いですね。スチームサウナはプラス料金もなく、氷はトゥーマッチなくらい豊富でした。
【スパ銭部門】
なごみの湯(荻窪)12月
実家に一番近いスパ銭でありながら近年の都内スパ銭大充実時代の余波を受け、施設も古くて微妙な位置付けのこの「なごみの湯」からは足が遠のいていた。しかし露天風呂が(運搬された)天然温泉になったという情報を受け久しぶりに行くと、露天はさておき女性風呂に超高濃度炭酸泉が誕生していて!炭酸濃度1300ppmというバッキバキの炭酸ビームに満たされた素晴らしい時間が過せました。住宅地の近くにこの炭酸濃度はヤバい、近所に住みたい、実家帰るか?? そう思う程にこの炭酸泉は日常使いとして相当レベルが高い。温泉成分による効果を除き炭酸のパワーだけで考えると、灘温泉や竹田温泉、さやの湯、テルマー湯、スパワールドのいずれも上回ると思います。日本の炭酸泉行ってる女ベスト50には入る私にとってまさに灯台下暗しの2日前の出来事でした。進化とキャッチアップは大切と改めて思った2019の暮れ。男湯にも炭酸泉あったら良いのにね。
※灘温泉、仁左衛門の湯、おとめ塚、スパワールド、さやの湯、有馬温泉・御所房(日帰り/宿泊)は所謂殿堂入り、レギュラーローテーション入りしております
2020年はドイツの炭酸泉に行きたいと思います。